十五夜祭
先日の日曜日、沖縄の各地で十五夜祭が行われた。
沖縄では、色々な祭り(祭事)が
旧暦にしたがって行われる。 例えば、正月(今では一部地域のみだが)お盆(旧暦の7月13日~15日)、そして十五夜(旧暦の8月15日)、・・・etc。
その一つの十五夜祭が、我ったーシマ(私の住んでいる地域)内間でも行われた。
内間では、伝統芸能として市の無形文化財にも指定されている「獅子舞」と「棒術」がある。
そのうちの「獅子舞」を奉納するための祭りが十五夜祭である。
今回は、獅子舞が3演目披露され、それ以外にも各団体(子ども会、婦人会、赤木会(老人会のこと)、OB会、青年会、各種サークル団体)などの日頃練習している踊りなどの演舞も披露された。
まぁ、今回は他団体のことはさておき、獅子舞。
内間の獅子舞は7つ(8つだったかな)の演目があるのだが、今回はそのうち、
1.
マーイムタバー(まりと戯れる)
2.
シラングイー(体中にしらみが発生し、痒くてたまらない様子)
3.
ケーヤーグヮー(転がる)
の、3演目を披露した。
この獅子舞、当たり前なのだが2人1組で行っている。
はっきり言って、なかに入っている人はつらい。
1.前を担当する人は、獅子頭を支える為、腕力が無いとできない。
2.後を担当する人は、前は見えないし腰を折り曲げた状態での演舞なので背筋・腰ともに痛い。
そんな2人が、呼吸を合わせて演舞する姿は、まるで
生きている動物のような動きをする。
(まぁ、たまに呼吸が乱れることもあるが)
しかし、そんなにきついと分かりつつも頑張ろうと思うのはやはり、地域の方の拍手や、特に小さな子ども達の視線を感じるからだろうか。
そんな文化を残してくれた、
偉人・先祖に感謝。 応援してくれる方々に感謝。
ちなみに、浦添にはあと勢理客と仲西に獅子舞が継承されている。
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