年越し道ジュネー!
前回の続き 「ナビィの恋」の島 その2
今回の旅のメインイベント!!!
マースヤー、というらしい。 旧の大晦日から、旧正にかけて行われる、エイサーの旧盆道ジュネーのような感じで、地域の1件1件を訪問し、その庭で3~5曲ほど踊りを踊るというもの。
結論から言うと、楽しかったけどとてもきつかったです。
夕方6時ごろから、
倶楽部という集会所に地域の人々が集まりはじめ、各々の衣装に着替え、踊りの準備。
私たちが、行ったときにはもう踊りが始まってました。
女性が2人ほど、「かぎやで風」を踊り、続いて子供たちが、りんけんバンドの「ありがとう」、そして「汀間当」、「唐船ドーイ」。
そこの場所での踊りが終わると、誘ってくれた先輩のお父さんが、私たちの前に来て一言。
「今日は、地謡が私しか来てないので、それまではよろしくお願いします。」って。
??? ∑( ̄□ ̄;)ナント!! 一同、びっくり。 三線を渡され、ハッピを着せられ・・・。
いや、確かに祭りに参加しに来ましたよ。
でもね、踊るとか、指笛で盛り上げるとか、また三線弾くとしてもメインのおじちゃんの横で見よう見まねでやるものだと思ってますから・・・。 だってエイサー民謡しか弾けないもん。
まぁ、でもやるしかない。 と思いながら出発。
幸いというか、当然というかラジカセは準備されていて、結局私たちの出番は当分なし。
地謡さんが来たのは、4ヶ所めぐらいかな?
しかしですね、各家々、回ってくる子供たちのために「お菓子、ジュース等」、大人のために「ビール、泡盛、つまみ等」 が準備されていて、しかも
泡盛はショットグラスにストレートなんです。
まぁ、私たちへの
お供え物とでも言いましょうか。 なので、その各家々で飲むんですよね。
だからこそ、楽しくもつらいんですよ。 しかもスタート時、何も食べてませんから・・・。
そうこうしている内に、少しづつ「かぎやで風」も様になってきた頃、時計に目をやると12時を超えてるではないですか。ということで、
いい正月でーびる!!!
その後も、家々を訪ね歩き、夜中の3時、4時になっても、閉まっていた雨戸が開き、眠い目をこすりながら迎えてくれるんですよ。 もちろん、ジュース、酒、つまみ、寄付金等などを準備して。
これには、うれしく。 ついつい、「口をつけるだけでもいいんだよ!」 と、言われて周ってくる酒も一気飲み。
そんな横に、島だこの刺身なんかがついてるから最高っす。
でもそんなこんなで、最後の最後は、朝6時前・・・。
しかしながら、ここまで踊りきった小学生が、居たのにはビックリ!
4年生の女の子と、
6年生の女の子。 さらに、途中2時間ほど寝た復活してきた
5歳の男の子。
粟国の子供たち、恐るべし。
でも、この子達にとっても1年の内の最大のイベントなんだろうなと思いましたよ。
それからは、また
倶楽部に戻り、乾杯をしてお疲れさん会しました。
さすがに、私はコップ1杯の暖かいお茶を飲みましたよ。
その時の報告で、その日に周った家々はなんと49件。
そりゃ朝日が近づくは!と思いながら、言われたのはそれでも、今年は早く終わったとか!?
お茶を一服した後は、宿に戻り寝ました。
おつかれ、俺。 おつかれ、踊り、演奏をした方々。 おつかれ、島のみなさん。
そして、貴重な体験をさせてもらって有難うございました。
次、行くときはもっと三線が上達してるよう頑張ります。
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