2005年09月20日

十五夜祭

先日の日曜日、沖縄の各地で十五夜祭が行われた。

沖縄では、色々な祭り(祭事)が旧暦にしたがって行われる。 例えば、正月(今では一部地域のみだが)お盆(旧暦の7月13日~15日)、そして十五夜(旧暦の8月15日)、・・・etc。

その一つの十五夜祭が、我ったーシマ(私の住んでいる地域)内間でも行われた。
内間では、伝統芸能として市の無形文化財にも指定されている「獅子舞」と「棒術」がある。
そのうちの「獅子舞」を奉納するための祭りが十五夜祭である。シーサーオス

今回は、獅子舞が3演目披露され、それ以外にも各団体(子ども会、婦人会、赤木会(老人会のこと)、OB会、青年会、各種サークル団体)などの日頃練習している踊りなどの演舞も披露された。

まぁ、今回は他団体のことはさておき、獅子舞。
内間の獅子舞は7つ(8つだったかな)の演目があるのだが、今回はそのうち、
1.マーイムタバー(まりと戯れる)
2.シラングイー(体中にしらみが発生し、痒くてたまらない様子)
3.ケーヤーグヮー(転がる)
の、3演目を披露した。
十五夜祭

この獅子舞、当たり前なのだが2人1組で行っている。
はっきり言って、なかに入っている人はつらい。

1.前を担当する人は、獅子頭を支える為、腕力が無いとできない。
2.後を担当する人は、前は見えないし腰を折り曲げた状態での演舞なので背筋・腰ともに痛い。

そんな2人が、呼吸を合わせて演舞する姿は、まるで生きている動物のような動きをする。
(まぁ、たまに呼吸が乱れることもあるが)
しかし、そんなにきついと分かりつつも頑張ろうと思うのはやはり、地域の方の拍手や、特に小さな子ども達の視線を感じるからだろうか。

そんな文化を残してくれた、偉人・先祖に感謝。 応援してくれる方々に感謝。ニコニコ

ちなみに、浦添にはあと勢理客と仲西に獅子舞が継承されている。


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Posted by 内間人 at 17:12│Comments(2)ウチナー文化
◆この記事へのコメント
忙しい・忙しいとは思ってましたが、
内間人さんは獅子の中にも入るのでしょうか?(笑)
獅子舞ホント動きが生きている動物みたいです確かに…
小さい子がびっくりして泣きそうになったりする所もなかなか好きです!

シラングイーにはびっくり!表現のテーマにシラミが出てくるなんて!
台風豆知識に引き続き勉強になりました…m(_ _)m
やはりかぶり物の中では色々大変なんですね…
質問ができました…
やはりかぶり物…中は臭う(?)のでしょうか?
こんな事聞いて良いのかなぁ…m(_ _)m





Posted by fumi at 2005年09月21日 20:06
>fumiさん、臭いですか!? 
確かに暑苦しいけれども、演舞するたびに内側を広げて干すのでくささは無いですよ。
しいて言えば、後を担当する人は前の人が力んだ場合、やばい時がありますね。 もろ臭気がむかってきますからね。

ちなみに、私はケーヤーグヮーの後ろを担当してますよ。
Posted by 内間人 at 2005年09月22日 11:47
 
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